国産ライチの生産者(森哲也さん)
宮崎県内で先駆的にライチ栽培を始めていた父親の影響を受け、ライチ農家・森哲也さんがライチ生産に取り組み始めたのは、約6年前。
森さんのご実家は宮崎県新富町で、元々はランを栽培する花き農家さん。農家を継ごうと専門学校で花きの品種改良について学んだ森さんは、若い人の花離れやリーマンショックの影響で花の贈り物の需要が減少していた時に、父が作ったライチを食べて感動し、花きからライチ栽培へ一大転換をされました。
初め、ライチは宮崎で育つかどうかも分からない中、父親が先に5年ほど試行錯誤を繰り返しているのを見て、売れるか売れないかも分からず、怖かったと、森さんは当時を振り返ります。
2017年から、森さんと「こゆ財団」は協力し、1粒1000円の国産生ライチとして、「新富ライチ」をブランド化しました。今後は、ライチ狩りの体験ツアーをしてみたいと言います。将来的には、観光農園や収穫・販売期間の拡大を目指し、日々試行錯誤を繰り返しながら、研鑽を続けられています。